「やってみよう!にほんごボランティア」第6回
「やってみよう!日本語ボランティア」講座、第6回の様子です。
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第6回 9月1日(土)13:30~16:30 会場:iプラザ(磐田市)
「具体的な手法を学ぼう③」
講師:北村 祐人氏(名古屋大学とよた日本語学習支援システム)
今回は、とよた日本語学習支援システムのシステムコーディネータ北村祐人氏にお越しいただき、
「とよた日本語学習支援システム」で実際に行われている具体的な手法について学びました。
まずは、日本語教室に来る人達はどんな人達なのか、対象者の背景やニーズ、
教室で獲得する能力などについて、お話しいただきました。
どういう話し方が相手にわかりやすいかを学ぶために、タイ語で話す人の映像も見せてもらいました。
普通の速さで話すよりもゆっくりはっきり話してもらったり、ジェスチャーや辞書、絵などを
使ってもらうと知らない言葉でも徐々に相手の言いたいことが伝わり、言葉と意味が少しずつ
結びついていく様子を体験できました。
学習者の視点から教室活動を考えることができ、今後の活動時にきっと役立つことと思います。
そして実際に豊田で行われている会話中心の教室活動と、読み書き中心の教室活動の方法を
詳しく紹介していただき、学習者役とボランティア役になって活動の体験もしてみました。
発展的な活動として、上級レベルの方達対象に行われている、総合クラスでの活動内容
(課題の発見と解決や、会社での発表など)もご紹介いただきました。
ボランティアさんが活躍する様子や、学習者さんが3か月の間にどれだけ話せるようになったかを
映像で見たり、実際の会話クラスや読み書きクラスの教室活動のやり方を体験してみたりして、
日本語教室でのこれからの活動が楽しみになった方が多いのではないかと思います。
次回はいよいよ最終回、一連の講座のまとめの回になります。